帯には、「ちひろの子どもたちが いきいきとしゃべりだす!」と書いてあります。
タイトル:なまえをつけて
絵:いわさきちひろ
詩:谷川俊太郎
出版社:講談社
ほんとにほんとうに子どもたちがしゃべりかけてきます。
いわさきちひろさんの描く子どもたちは、まるでそこにいるかのようです。
満面の笑顔でもなければ、悲しみに暮れているわけでもない。
耐えられないくらいに怒っているわけでもない。
感情をむき出しにした表情はしていない。無表情にさえ見える。
でも、じっと見つめていると・・・というより、見つめられていると、子どもたちのこころの中にある感情がじわじわと伝わってくる。
谷川さんの詩は、子どもたちのこころの声そのもの。
じっくりと味わってみてください。
いわさきちひろさんの子どもたちと谷川俊太郎さんの詩を。
贅沢な一冊です。
おススメの対象:いわさきちひろが好きな私、谷川俊太郎が好きな私、詩ってよくわからないなーと思う私、なんだかいわさきちひろさんの子どもの絵は苦手だと感じる私、子どものころの自分を思い出したい私、ちょっと疲れているかもって思う私、何かに迷っている私、とにかく前を向くって決めた私
和和
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